大学進学を機に一人暮らしを始める大学生も多いでしょう。しかし、引っ越しにはやるべきことがたくさんあります。どんな物件を選ぶか、どんな手続きが必要か、生活の準備はどうするか……。
この記事では、大学生の一人暮らし引っ越しに関して、考えるべきこと・やるべき準備・必要な持ち物・費用の節約方法まで、10の重要ポイントに分けてわかりやすく解説します。
初めての引っ越しで不安な人も、この記事を読めばやるべきことが明確になり、スムーズに一人暮らしをスタートできます。
大学生が一人暮らし引っ越しを始めるときにまず考えるべきこと
引っ越し先を決めるときに、最初に考えるべきは「どこに住むか」です。以下の3つの観点は特に重要です。
通学のしやすさを第一に考える
まずは大学への通学時間を優先しましょう。ドア・トゥ・ドアで30〜40分以内が理想です。満員電車のストレスを避けたい場合は、自転車やバスでも通える距離が人気です。
また、キャンパスの場所によっては交通の便が悪いエリアもあるので、乗り換え回数や混雑具合も確認しましょう。
通学路に坂道が多いと、自転車通学が大変になるため、実際に現地を歩いて確かめるのがおすすめです。
特に冬場や雨の日に通学が難しくならないかもチェックしておくと安心です。
家賃の上限をあらかじめ決めておく
家賃は毎月かかる固定費なので、最初に上限を決めることが大切です。仕送りやアルバイト収入とのバランスを考え、無理のない金額を設定しましょう。
目安としては、収入の3分の1程度が安心と言われています。たとえば仕送りとバイトで月10万円なら、家賃は3〜4万円台が適切です。
家賃が安くても管理費・共益費・水道代が別にかかる場合があるので、合計でいくらかかるか確認しましょう。
ネット無料や水道代込みの物件を探すのも、コスパの良い選び方です。
周辺環境の安全性や生活のしやすさを確認する
一人暮らしは自分の身を守る力も必要です。昼間だけでなく夜の時間帯にも実際に周辺を歩いて、治安の良し悪しを体感しましょう。
近くに交番や街灯があると安心です。コンビニやスーパー、病院など生活に必要な施設が徒歩圏内にあるかもチェックポイントです。
大学に近くても騒がしいエリアや繁華街に近い場所は避けた方が無難です。静かで落ち着いた住宅街が理想です。
生活音や騒音トラブルを防ぐためにも、周辺の建物や住人の雰囲気も確認しておきましょう。
大学生が一人暮らし引っ越し前にやるべき準備とは?
引っ越し前にしておくべき準備を計画的に進めることで、当日のトラブルを防げます。以下の3つが特に重要です。
実家と引っ越し先の距離に応じて荷物の量を見直す
引っ越し距離が遠いほど、運べる荷物に限界があります。必要最低限の荷物だけを運び、あとは現地で買いそろえるのがベターです。
特にベッドや家具は大型で送料も高いため、現地購入や中古での調達がおすすめです。
季節外の衣類や書籍は、実家に保管して必要に応じて送ってもらうのも良い方法です。
リストアップして「本当に必要か?」を見直し、不要なものは思い切って処分しましょう。
引っ越し業者か自力引っ越しかを決める
費用を抑えたいなら自力での引っ越しも可能ですが、家電や家具が多いなら業者に頼むのが安心です。
3月や4月は引っ越しシーズンで料金が高騰するため、早めの見積もり比較が大切です。
自力引っ越しの場合は、友人に手伝ってもらえるか、車を借りられるかも確認しましょう。
トラックをレンタルする場合、運転免許の条件にも注意が必要です。
家具・家電の購入計画を立てておく
何を買って、いつ搬入するかを事前に計画しておくことで、引っ越し当日の混乱を防げます。
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・布団・照明などは最優先で揃えるべきアイテムです。
初日は寝る場所と食事ができる準備があれば、なんとか過ごせます。
家具・家電はまとめて買うと割引になるケースも多く、早めに下調べしておくとお得です。
大学生の一人暮らし引っ越しに必要な手続き一覧
一人暮らしを始める際には、住所変更にともなう手続きも数多くあります。忘れてしまうと生活に支障が出るので、引っ越し前後にやるべきことを整理しておきましょう。
住民票の異動手続きを行う
大学生でも一人暮らしをする場合は住民票の移動が必要です。原則として引っ越しから14日以内に市役所で手続きを済ませましょう。
住民票を移動していないと、健康保険証や選挙の案内、学校の手続きに支障が出ることがあります。
マイナンバーカードを持っている場合は、コンビニなどでも手続きができる自治体もあります。
身分証や転出証明書などが必要になるので、事前に役所のHPで確認しておくと安心です。
電気・ガス・水道の開栓手続きを予約する
生活に不可欠なライフラインの手続きは、必ず引っ越し前に予約しておきましょう。当日に使えないと非常に困るので、1週間前には連絡を入れるのが理想です。
ガスの開栓には立ち会いが必要なので、引っ越し日と時間を考慮してスケジューリングしましょう。
電気・水道はオンラインで手続きできることも多く、業者の公式サイトから申し込むとスムーズです。
契約する際に必要な情報(住所・引っ越し日・名前)をメモしておくと、申し込みがスムーズです。
インターネット回線の契約をしておく
今の時代、ネット環境は生活インフラの一つ。開通までに1週間〜1ヶ月ほどかかることもあるので、早めの契約がおすすめです。
物件によってはすでにWi-Fi設備がある場合もあります。大家さんや不動産会社に確認しましょう。
ポケットWi-Fiを短期でレンタルすることで、開通までのネット環境を確保する手もあります。
通信速度や料金、契約期間の縛りなどを比較して、自分に合った回線を選びましょう。
大学生が一人暮らし引っ越しで選ぶべき物件のポイント
物件選びは生活の快適さに直結します。以下の3つの視点から、自分にとって最適な住まいを選びましょう。
築年数と設備のバランスを確認する
築年数が古いほど家賃は安くなる傾向がありますが、耐震性・断熱性・水回りの設備などはしっかり確認することが大切です。
築浅でなくても、リノベーションされている物件なら快適に過ごせます。
逆に築年数が新しくても、収納が少なかったり、間取りが不便なこともあります。
実際に内見して、設備の状態や使い勝手を確認することが重要です。
駅から徒歩10分以内の物件を優先する
毎日の通学やアルバイト、買い物の利便性を考えると、駅から徒歩10分以内の物件が理想です。
バス便エリアや坂の多い地域だと、想像以上に移動が不便になることがあります。
物件情報では「徒歩〇分」と表示されますが、実際に歩いて確認してみるのも大事です。
夜道の明るさや人通りなどもチェックして、防犯面の安心感を持てるエリアを選びましょう。
オートロックや2階以上など防犯性もチェックする
特に女性の一人暮らしでは、防犯性の高さが重要です。オートロック付き、2階以上の部屋、モニター付きインターホンなどがあると安心です。
外から中が見えにくい構造や、通行人の視線が届きにくい階層もポイントです。
セキュリティ会社と提携している物件もあり、少し家賃が高くても安心感があります。
また、ポストやゴミ置き場の状態を見れば、住民のモラルや管理の質もわかります。
大学生の一人暮らし引っ越しで必要な持ち物チェックリスト
引っ越し後に「アレがない!」とならないよう、持ち物チェックリストを作って準備しておきましょう。
最低限必要な家具・家電をそろえる
生活の立ち上げに必要な家具・家電は以下のとおりです。ベッド、布団、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、照明器具、カーテンは最低限そろえておきましょう。
これらがあれば、引っ越し当日から生活ができます。時間に余裕があれば、机・イス・棚などもあると便利です。
家具や家電はネット通販でも手軽に買えますが、配送日や組立の有無も確認しましょう。
中古品やリサイクルショップを利用すれば、かなり費用を抑えられます。
生活用品や洗剤など消耗品も忘れず準備する
トイレットペーパー、洗剤、スポンジ、ゴミ袋、ティッシュなどの消耗品は意外と忘れがちです。
引っ越し直後は買いに行く時間がないこともあるので、あらかじめ揃えておくと安心です。
100円ショップやドラッグストアでまとめて購入するのもおすすめです。
掃除用品も最低限あると、入居時の清掃やトラブル対応がスムーズになります。
学校生活に必要な書類や文具を整理する
入学書類、学生証、健康保険証、印鑑、通帳など、学校生活や契約に必要な書類はファイルにまとめて持っておくと便利です。
また、文房具やノート、パソコン、充電器などの学用品も引っ越し前に準備しましょう。
学生証や保険証がすぐに出せるようにしておくと、手続きや病院利用の際に役立ちます。
コピーやプリントアウトのためにUSBメモリも1本持っておくと便利です。
大学生が一人暮らし引っ越し時に気をつけたいお金の話
一人暮らしでは、生活費だけでなく引っ越しに関する出費も多くなります。費用の全体像を把握して、無理のない生活設計を立てましょう。
初期費用として家賃の4〜6ヶ月分が必要
一般的に、引っ越しにかかる初期費用は家賃の4〜6ヶ月分とされています。敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料などが主な内訳です。
たとえば家賃5万円の場合、20〜30万円の出費が初期に発生します。
加えて、家具・家電・日用品などの購入費もかかるため、全体で40〜50万円を見込んでおくと安心です。
親からの援助や奨学金の入金時期を考慮して、計画的に準備しましょう。
毎月の固定費を把握しておくべき
家賃のほかに、光熱費、通信費、食費、交通費なども毎月の固定費としてかかってきます。
収入(仕送り+バイト代)と支出のバランスを見て、赤字にならないように管理することが大切です。
特に冬場は暖房費がかさむため、光熱費が高くなりがちです。契約プランや使い方に注意しましょう。
スマホの料金プランも見直すことで、月数千円の節約になることがあります。
家計簿アプリなどで支出を管理する習慣をつける
お金の管理は一人暮らしの基本スキル。最初から家計簿アプリやノートで毎月の収支を把握する習慣をつけましょう。
「何にどれだけ使ったか」を見える化することで、無駄な出費に気づけます。
最近ではレシートを撮るだけで記録してくれる便利なアプリもあります。
お金の不安を減らすためにも、小さなことからコツコツと積み上げていくことが大切です。
大学生の一人暮らし引っ越しでよくある失敗と対策
引っ越しに失敗はつきものですが、事前に注意することで防げることもたくさんあります。以下のような失敗例に注意しましょう。
家具が玄関から入らないなどサイズミスに注意する
ソファやベッドなど大型家具が、部屋に入らない・階段で上がらないというトラブルは意外と多いです。
事前に玄関・廊下・部屋の入口の幅を測り、購入予定の家具のサイズと照らし合わせましょう。
分解できる家具や、現地で組み立てられる商品を選ぶと安心です。
また、配送業者によっては階段作業や吊り上げ費用が別途かかることもあるので注意が必要です。
荷物の搬入スケジュールを管理してトラブルを防ぐ
引っ越し当日に家具や家電が届かない、搬入が重なって混乱する、といったスケジュールミスもよくある失敗です。
搬入日時をしっかり確認し、時間差で届くように手配するのがベストです。
引っ越し先のエレベーターの有無や、駐車スペースも確認しておきましょう。
業者とのやりとりは必ずメモを取り、確認メールを保存しておくと安心です。
隣人トラブルを避けるため契約前に周辺確認する
一人暮らしでは、隣人との相性も生活の快適さに影響します。物件の壁の厚さや上下階の生活音などを確認しましょう。
また、ゴミの出し方や共用部分の使い方が荒れている物件は、住人のマナーに問題がある可能性があります。
内見時や周辺を歩いたときに、騒音・匂い・雰囲気などを五感でチェックしておくと失敗が減ります。
「できるだけ静かに過ごしたい」という人は、学生専用マンションなどもおすすめです。
大学生が一人暮らし引っ越し後すぐにやるべきこと
引っ越しが終わってからも、やるべきことはたくさんあります。以下の3つは早めに済ませておきましょう。
ご近所へのあいさつでトラブル予防する
引っ越しのあいさつは、両隣と上下階へ行うのが基本です。簡単な手土産(タオルやお菓子など)を持って伺うと印象が良くなります。
顔を合わせておくことで、騒音などのトラブルを未然に防ぐ効果があります。
特に共同住宅では、気持ちの良い人間関係が快適な生活に直結します。
「何かあったときは声をかけやすい人」と思ってもらえると安心です。
ゴミ出しルールや地域の決まりを確認する
地域によってゴミの出し方は細かく決まっています。曜日・時間・分別方法などをしっかり確認しましょう。
ゴミ出しルールを守らないと、トラブルの原因になることもあります。
物件によっては専用のゴミ集積所がある場合もあり、鍵が必要なケースもあります。
引っ越し初日は特にゴミが多く出るので、事前にスケジュールを把握しておくと安心です。
大学や市役所への住所変更手続きを行う
大学には必ず新住所を届け出ましょう。授業資料の郵送や連絡事項が届かないトラブルを防げます。
また、市役所で国民年金・保険などの変更手続きも必要なことがあります。
必要書類や本人確認書類を持参し、手続きに漏れがないようにしましょう。
奨学金やアルバイト先にも、新住所を知らせることを忘れないようにしましょう。
大学生の一人暮らし引っ越しにかかる費用と節約方法
引っ越し費用を少しでも抑えるために、賢く節約する方法を知っておきましょう。
敷金・礼金なし物件を選ぶことで節約できる
最近では敷金・礼金ゼロの「ゼロゼロ物件」も増えており、初期費用を大幅にカットできます。
ただし、退去時にクリーニング費用が高額になるケースもあるため、契約内容はしっかり確認しましょう。
礼金はそもそも返ってこないお金なので、これを省けるだけでも助かります。
少し古くても管理が行き届いた物件なら、十分快適に暮らせます。
フリマアプリで家具・家電を安くそろえる手がある
メルカリ・ジモティーなどのフリマアプリでは、状態の良い家具・家電が格安で手に入ります。
近所での取引なら送料もかからず、費用をかなり抑えられるのがメリットです。
ただし、動作確認やサイズ確認をしっかり行い、受け取りの際の安全にも注意しましょう。
リサイクルショップでも、掘り出し物が見つかることがあります。
引越しは平日やオフシーズンを狙うと安く済む
3〜4月は引っ越しのハイシーズンで、料金が2倍以上になることもあります。
できるだけ平日・午後・閑散期(5月以降)を狙えば、割引が適用されることもあります。
複数の業者に見積もりを取り、「一括見積もりサイト」などを利用するのも効果的です。
自力引っ越しと業者利用を組み合わせるなど、工夫次第で節約できます。
まとめ:大学生の一人暮らし引っ越しでやるべき10のこと
大学生の一人暮らし引っ越しは、事前準備と情報収集が成功のカギです。以下の10のポイントを意識して行動すれば、安心して新生活を始められます。
通学・生活しやすい物件選びをする
引越し準備はスケジュールを立てて進める
必要な手続きを抜けなくこなす
生活用品・家具の準備を計画的に行う
初期費用や固定費を理解してお金の管理をする
引っ越し業者との連絡をしっかりとる
荷物のサイズ確認でトラブルを防ぐ
ご近所づきあいや地域ルールを把握する
節約術を使ってコスパよく引越しする
無理せず自分らしい一人暮らしを始める
しっかり準備をして、楽しく安心な大学生活のスタートを切りましょう!
コメント