大学生で一人暮らしをしている中、犬を飼いたいと思う人は少なくありません。愛らしい犬との生活に憧れる一方で、本当に自分に飼えるのかと不安に感じるのも当然です。
この記事では、大学生活と犬の世話を両立できるのか、費用はどれくらいかかるのか、飼うことのメリットやデメリット、そして実際に犬を飼っている大学生の体験談まで、リアルな情報をまとめました。
犬を飼うというのは「命を預かること」。感情だけではなく、しっかりとした準備と責任が必要です。ぜひこの記事を通して、本当に飼えるのかを冷静に判断してください。
大学生一人暮らしで犬を飼うのは本当に可能?
犬を飼えるかどうかを判断するには、住環境・時間の余裕・経済的な余力など複数の要素を総合的に見る必要があります。
住んでいる物件がペット可かどうか確認する必要がある
一人暮らしの大学生が犬を飼いたいと思ったら、まずは自分の住んでいる部屋が「ペット可」かどうかを確認する必要があります。多くの賃貸物件ではペットの飼育が禁止されています。
仮にペット可であっても、「犬のみ可」「小型犬のみ可」「2匹まで」といった制限があることもあります。契約書や不動産会社にしっかり確認をとりましょう。
無断で犬を飼ってしまうと契約違反になり、最悪の場合は強制退去や高額な違約金が発生するリスクもあります。
ペット可の物件は通常の物件より家賃が高めになる傾向がある点にも注意が必要です。
大学のスケジュールと犬の世話時間が両立できるかがカギ
大学の授業やアルバイトで1日中家を空けることが多い場合、犬が長時間ひとりで留守番することになります。
犬は人間以上に「孤独」に弱い動物です。長時間の放置はストレスになり、無駄吠えや問題行動の原因にもなります。
犬の世話には毎日時間が必要です。忙しいスケジュールの中で、毎日きちんと向き合える時間が確保できるかどうかを見直しましょう。
オンライン授業があるか、アルバイトのシフトを調整できるかなど、生活の柔軟性もポイントになります。
経済的に安定しているかどうかが判断基準になる
犬の飼育には毎月数千円〜数万円の費用がかかります。急な病気や怪我では高額な治療費が発生することもあります。
仕送りだけで生活している場合や、アルバイト収入が不安定な場合は、飼うのは難しいと言えるでしょう。
また、予期せぬ出費(旅行、帰省、ペットホテル代など)にも対応できる余裕があるかが重要です。
犬は「買い物」ではなく「命」。お金の不安がある中では飼わないほうが犬のためにもなります。
大学生一人暮らしで犬を飼うメリットとデメリット
犬を飼うと心が癒される、寂しさがまぎれるなど多くのメリットがある一方で、生活の自由が制限されるなどのデメリットもあります。
心の癒しや精神的な支えになる
犬は人に寄り添い、感情に敏感に反応してくれる動物です。特に一人暮らしで孤独を感じやすい大学生にとっては犬の存在が大きな癒しになります。
精神的に不安定なときでも、犬がいることで前向きになれることがあります。
「自分を必要としてくれる存在」がいることで、自己肯定感も高まりやすくなります。
実際にペットがメンタルヘルスに良い影響を与えるという研究も多くあります。
生活リズムが整いやすくなる
犬を飼うと毎日の世話が必要になるため、規則正しい生活を送るようになります。
朝の散歩や餌やりが習慣になれば、自然と早起きし、夜更かしも減っていくでしょう。
一人暮らしのだらけがちな生活を改善したい人にも効果的です。
ただし、生活リズムが整っていない状態では、逆に犬にとってもストレスになる可能性があるため注意が必要です。
旅行や帰省がしづらくなる
犬がいると、ふらっと旅行に行ったり、長期間実家に帰省したりするのが難しくなります。
預け先を探す必要があり、ペットホテルやペットシッターの費用もかかります。
実家が犬を受け入れてくれる環境かどうかも重要です。
大学生活の自由さと引き換えに、犬の世話という責任が発生することを理解しておきましょう。
突発的な体調不良時に世話が難しくなる
風邪をひいた、体調を崩した、怪我をした…そんなときでも犬の世話は毎日必要です。
一人暮らしだと代わりに世話をしてくれる人がいないため、体調不良時の対策も考えておく必要があります。
近くに頼れる友人や家族がいない場合は、ペットシッターの利用も検討しましょう。
いざというときに備えた「第二の世話係」がいると安心です。
大学生一人暮らしで犬を飼うための毎月の費用とは?
犬を飼うと毎月の生活費とは別に、様々な出費が発生します。以下に主な費用項目を解説します。
フード代やおやつ代が毎月2,000円程度かかる
犬の種類や体の大きさによって必要な量は異なりますが、平均的なフード代は毎月2,000円程度です。
おやつやサプリメントも含めると、思ったより高くつくこともあります。
安価なフードは栄養が偏りがちで、将来の病気リスクも高くなる可能性があります。
健康のためにも、なるべく質の高いフードを選びましょう。
トリミングやシャンプー代が定期的に発生する
特にトイプードルやシーズーなど毛が伸びやすい犬種は、月1回〜2回のトリミングが必要です。
1回のトリミングで3,000円〜10,000円程度かかることもあります。
短毛の犬でも、定期的なシャンプーは必要で、その費用も忘れてはいけません。
自宅でシャンプーする場合でも、道具やシャンプー代がかかります。
ワクチン接種や通院代がかかる
年に1度の混合ワクチンや狂犬病予防接種、フィラリア・ノミダニ対策などの予防医療は必須です。
これらに年間で3,000~10,000円程度が必要になります。
急な病気やケガで通院が必要になると、1回の診察で1万円以上かかることもあります。
貯金や保険で備えておかないと、いざというときに対応できません。
ペット保険に加入する場合の月額費用も見ておくべき
万が一のときに備えて、ペット保険に加入する大学生も増えています。
月額の保険料はおおよそ1,500円〜4,000円。加入内容や補償範囲によって異なります。
保険に入ることで、突発的な医療費の負担が軽くなります。
加入時には、補償内容をしっかり確認しましょう。
大学生一人暮らしで犬を飼うとどれくらい時間が必要?
犬は毎日の世話が欠かせない動物です。食事・散歩・遊び・トイレの処理など、犬と暮らすには想像以上の時間が必要です。
毎日の散歩に30分〜1時間は必要
犬の種類にもよりますが、基本的に毎日1日2回の散歩が必要です。1回あたり15分〜30分程度が一般的です。
小型犬でも適度な運動が必要で、散歩をさぼるとストレスがたまってしまいます。
雨の日や寒い日でも散歩をしなければならないため、自分のスケジュールと照らし合わせて無理のない範囲か確認しましょう。
朝に弱い人や夜にバイトがある人は、継続できるか事前によく考えるべきです。
ごはん・トイレ・遊びなどの世話に合計1日2〜3時間かかる
犬は散歩だけでなく、食事の準備や後片付け、トイレ掃除、遊びの時間などでも時間がかかります。
これらを合わせると、1日あたり2〜3時間は世話に必要な時間が発生します。
特に子犬のうちは手がかかりやすく、しつけやトレーニングにも時間がかかります。
自分の生活リズムと照らし合わせて、無理なく継続できるかをしっかり見極めましょう。
体調不良やトラブル時には急な対応が求められる
犬も人間と同じように、急に体調を崩すことがあります。吐いたり、下痢をしたり、怪我をしたりといったトラブルも日常です。
急に動物病院に連れていく必要が出てくることもあるため、時間的な余裕や対応できる柔軟さが求められます。
夜間診療が可能な病院をあらかじめ調べておくと安心です。
大学やアルバイトとのスケジュール調整ができるかを日頃から意識しておきましょう。
大学生一人暮りで犬を飼う上での責任と覚悟
犬を飼うということは、「かわいい」だけでは済まされない長期的な責任と覚悟が必要になります。
15年前後の寿命を最期まで世話する覚悟が必要
犬の平均寿命は小型犬で14〜16年、大型犬で10〜13年ほどと言われています。
大学在学中だけでなく、就職してからもずっと世話を続ける必要があります。
社会人になって引越しや転勤があっても、犬のことを最優先に考える生活が求められます。
「飽きた」「忙しくなったから」と簡単に手放すことはできません。
病気や老化で介護が必要になる可能性がある
犬も年をとれば、視力の低下、認知症、歩行困難、失禁など様々な介護が必要になります。
若いうちは元気でも、歳をとると介護にかかる時間や費用も増えます。
また、病気の治療で長期的な通院が必要になるケースもあります。
最後まで責任を持って世話をする覚悟があるか、あらかじめ想像しておくことが大切です。
万が一飼えなくなった場合の対応を考えておく必要がある
どうしても引越しや家庭の事情などで飼えなくなる可能性もゼロではありません。
その場合に備えて、預かってくれる家族や友人、里親探しの手段を考えておくことが重要です。
「最悪の場合どうするか?」というリスクマネジメントも、犬を飼う上での責任です。
ペットを手放すことは犬にとって大きなストレスになります。最初からそうならないように考える必要があります。
大学生一人暮らしで犬を飼う前にチェックすべきポイント
犬を飼い始めてから後悔しないためには、事前のチェックが非常に重要です。
ペット可物件かつ犬種の制限がないか確認する
ペット可と書かれていても、すべての犬種が許可されているわけではありません。
大型犬NG、小型犬1匹のみなどの条件がある場合もあるため、契約前に細かく確認が必要です。
住んでから「実はNGだった」となるとトラブルの原因になります。
犬の鳴き声が気になる場合もあるので、防音性能なども含めて物件を検討しましょう。
通っている大学やアルバイトの拘束時間を見直す
1日何時間家にいられるかは非常に重要です。
犬の留守番時間が長すぎると、心身ともにストレスがたまってしまいます。
週の時間割やアルバイトのシフトを具体的に見直し、どれだけの時間を犬のために使えるかを数値で把握しましょう。
オンライン授業がある場合は、それがメリットになることもあります。
犬の性格やサイズに合わせた飼育環境を整えられるかを考える
犬種によって必要な運動量や性格は大きく異なります。
活発な犬は狭いワンルームではストレスがたまりやすく、無駄吠えや家具を壊すなどの問題行動につながることも。
できる限り自分の生活環境に合った犬種を選ぶことが大切です。
犬のサイズや性格を理解したうえで、自分の住環境との相性を考えましょう。
万が一のときに預けられる家族やペットホテルを探しておく
体調不良や帰省、旅行などで一時的に家を空ける際に、犬を預けられる場所があるかも重要なポイントです。
ペットホテルやペットシッター、または実家での預かりが可能かどうか事前に調べておきましょう。
一時的にお願いできる友人や知人がいると、より安心です。
犬にとってもストレスの少ない環境で預かってもらえる場所を見つけておくことが大切です。
大学生一人暮らしで犬を飼った人の体験談
実際に大学生で犬を飼っている人たちのリアルな声を紹介します。メリットもデメリットも参考になる意見ばかりです。
小型犬を飼ってよかったという口コミが多い
「マンションでも飼いやすい」「散歩が短時間で済む」などの理由から、小型犬を飼ってよかったという声が多く見られます。
特にチワワやトイプードル、ポメラニアンなどは一人暮らしの大学生にも人気です。
小さい分、世話も比較的しやすく、フード代や医療費も安く済む傾向にあります。
ただし、小型犬は寒さや暑さに弱いので、室温管理が重要です。
思っていた以上に費用がかかったという声もある
「トリミングや医療費が予想以上だった」「保険に入っていてよかった」という意見も多数見られます。
飼い始めは初期費用に気を取られがちですが、ランニングコストの重要性を実感したという声も多いです。
急な通院や怪我など、想定外の出費に備えることの大切さを実感する人もいます。
費用面の余裕を確保しておくことが成功のカギです。
通学・バイトとの両立が大変という意見が目立つ
「犬が待ってるからバイトを減らした」「夜遅く帰ると散歩ができず申し訳ない気持ちになる」など、生活の優先順位が変わるという声もあります。
時間的な自由が制限されることで、趣味や交友関係が変化する場合もあります。
それでも「大変だけど後悔はしていない」と語る人が多いのも印象的です。
犬の存在が日々の原動力になっていることがよくわかります。
精神的に救われたというポジティブな声も多い
「つらいときに寄り添ってくれた」「一緒にいるだけで安心できる」など、精神面で支えになっているという意見も多く寄せられています。
ストレスの多い大学生活の中で、犬の存在が癒しとなり、孤独感の軽減にもつながっているようです。
ただし、責任の大きさや制約もあるため、メリットとデメリットの両方を理解したうえで決断することが重要です。
「かわいい」だけでは乗り越えられない瞬間もあることを忘れないようにしましょう。
まとめ|大学生一人暮らし犬は飼える?費用・時間・責任を踏まえて考えよう
大学生の一人暮らしで犬を飼うことは可能ではありますが、非常に多くの準備と責任が求められます。
ペット可物件の確認、スケジュールの見直し、費用の確保、そして最期まで世話をする覚悟があるかどうかを自分に問いかけてください。
犬との生活はかけがえのない時間になる反面、自分の生活や進路にも大きな影響を与えます。
しっかりと情報を集め、現実を理解したうえで決断することが、あなたにも犬にも幸せな未来をもたらします。
「飼えるかどうか」ではなく「飼い続けられるかどうか」を基準に判断しましょう。
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